ABOUT
このお店には、まだ立派な名前も、洗練されたノウハウもありません。
あるのは、海を越えて届いた、サリーの布と、
それを縫い上げる、優しい手のぬくもり。
そして、感動からすべてが始まったという、たしかな記憶です。
私たちが「祭を創りたい」と思ったきっかけも、
誰かの踊る姿に、心を打たれたことでした。
「衣装をまとう」という行為は、
自分の役割を引き受け、祭を共につくる仲間となるための第一歩。
それは、文化への敬意であり、未来への橋渡しでもあります。
私たちが選んだ衣装の布は、インドやスリランカから届くサリー生地。
現地の女性や障がいのある方々が、一枚一枚ていねいに扱うその布には、
困難のなかにある誰かの願いや日々の営みが込められています。
この取り組みは、ただの物販ではありません。
一着の衣装が、
・スリランカの就労支援や教育支援につながり
・廃棄素材のアップサイクルによって地球に優しく
・SDGsへの実践として、未来へ希望をつなぐ
そんな社会と文化をつなぐ“感動のかたち”でもあるのです。
すべてが手作りで、すべてが限定品。
今は、まだ少ししか作れません。
でもこの場所が、出会ってくれたあなたと一緒に育ち、
いつか、大きな祭の一部になれたら──そう願っています。
感動をまとうこと。
その小さな一歩から、世界と未来がつながっていく。
そんな予感を、布に込めて、お届けします。
代表 能登剛史